【原作】メイドインアビス・プルシュカ-ボンドルド検定 奈落の謎親子、プルシュカとボンドルドのクイズです。 出題範囲は、原作ハローアビス23話(ナナチの回想)と、同29話から38話(イドフロント侵入からラストダイブまで)の本編に限り、おまけページやカバー絵、本体表紙の情報は除きます。 自信のある方は何も見ずに、じっくりやりたい方は原作を読みながら解答してください。 このクイズは、原作本編の描写に基づくゲームであり、本作品についての自由な解釈や表現を妨げようとするものではありません。 こちらでまとめとコメントをしています。(2021.10.27) https://twitter.com/ktakayama12/status/1453198413365841921?t=VshWpkf0FxAAk7tBt7c_qQ&s=19 エンタメ - アニメ、マンガ メイドインアビス Q1プルシュカの、ボンドルドに対する関わりについての以下の記述のうち、作中の描写に照らして最も適当なものを選べ。 選択肢プルシュカは、リコと親交を深めたが、リコたちとボンドルドが対立し戦闘となった際は、さすがにリコたちを差し置いて真っ先にボンドルドの身を案じ、もっぱらボンドルド側に与する姿勢を見せた。プルシュカは、極めて深い情緒的なつながりのもと、ボンドルドとの閉じた親子関係に満足していたが、リコの出現で初めて外部の者との親密な関係を望むようになり、外の世界への関心と冒険への切望が決定的となった。父を助け、一緒に冒険するためと信じて、自らすすんでカートリッジとなったプルシュカの心情は喜びであり、苦痛を感じることはなかった。ボンドルドがリコたちと敵対関係となる中で、プルシュカはボンドルド側の立場に立ち続けたが、ボンドルドがリコたちを打ち負かすことに協力する意図は全くなかった。 Q2ボンドルドの、プルシュカへの関わりについての以下の記述のうち、作中の描写に照らして最も適当なものを選べ。 選択肢ボンドルドが、リコたちにプルシュカを差し向けたのは、プルシュカを、特にリコと親密にさせる意図があったためである。自身の子ではないプルシュカを娘と呼ぶ背景には、前線基地における極めて独特の人間関係に基づいた、一般読者のものとは相容れないボンドルドの特殊な家族観がある。プルシュカをカートリッジの材料として完成させるためには、親子愛を一定の程度まで深める必要があり、結果的にふたりきりの関係の中でそれを果たした。ボンドルドがプルシュカに愛情を注いだのは、自らがアビスの祝福を得るために必要なカートリッジを製作するためであり、プルシュカの生命や想いを顧みることはなかった。 Q3プルシュカがボンドルドをどのように理解していたかについての以下の記述のうち、作中の描写に照らして最も適当なものを選べ。 選択肢カートリッジの存在や、ボンドルドが特急遺物精神隷属機を所有し、その機能で自身を増やしていたことを知っていた。ボンドルドのもとで育ちながらも、その感性はボンドルドとは少なからずずれており、自らが信じる父親像と現実の落差を前に心が揺れた。自分のことを溺愛するあまり、何かと過干渉で支配的なボンドルドのことを、自分のことをいっぱい考えてくれている最高のパパだと信じ込んでいた。ボンドルドに深い愛情を注がれたため、ボンドルドの優しさを信じて全く疑わず、レグに対する残虐行為へのボンドルドの関与をリコたちに対して否認し、その一切の責任を現場の祈手に帰していた。 Q4ボンドルドがプルシュカに施した教育についての以下の記述のうち、作中の描写に照らして最も適当なものを選べ。 選択肢特殊な環境の下でボンドルドに教育された割には、プルシュカの倫理観や死生観、思いやりはいたって常識的である。いずれは「完成」させた上で、祝福用のカートリッジにする目的で養育したので、実用的な知識や技能を教育したことはない。特別に世話係をあてがうなど厚遇し、日常家事などの雑用からは完全に自由であった。ボンドルドは、プルシュカに特別の愛情を注ぎながらも、決して過保護にはせず、自分の意志でリスクをとる姿勢を認めていたので、プルシュカは冒険好きで勇敢な性格に育った。 Q5ボンドルドの、プルシュカ以外の子どもたちとの関わりについての以下の記述のうち、作中の描写に照らして最も適当なものを選べ。 選択肢ボンドルドには、子であるプルシュカ以外にも溺愛している子どもがいることがはっきり描かれている。子どもたちの将来の夢までをもいちいち覚えていることからわかる通り、ボンドルドは、プルシュカだけではなく前線基地の他の子どもたちにも深い愛情を持って接し、彼ら全員と信頼関係を築いていることがわかる。子どもたちの名前をひとりひとり覚えているとおり、子どもたちで凄惨な人体実験を繰り返しつつも、子どもたちを人間として扱い愛護していた。プルシュカは、前線基地に自分以外の子どもがいて、ボンドルドと何らかの関係があることを、ボンドルドからは知らされずに生活していた。 Q6次の描写のうち、作中に存在するものはいくつあるか。 【ア ボンドルドにいたずらする描写】 【イ ボンドルドに対して隠し事をする描写】 【ウ ボンドルドの言動に不満を示す描写】 選択肢ない1つ2つすべて Q7以下は、プルシュカがメイニャを与えられる場面での、「プルシュカ… 好きなものができたのですね」に続くボンドルドのセリフの順を入れ替えたものである。これらを正しい順に並び替えたとき、3番目に来るものを選べ。 選択肢生のすべてを呪っていた君が 最初の喜びを見つけたのですこれからの一歩一歩が君を作っていくでしょうプルシュカ たった今から 君の世界は変わってゆきます今日が君の誕生日 君の冒険の始まりです Q8パパ棒についての以下の記述について、作中の描写に照らして、その正誤の組み合わせとして最も適当なものを選べ。 【ア リコの「ちんちん」とプルシュカの「パパ棒」は、生物の同じ器官を指しているが、そのニュアンスや関心の置き方は、必ずしも同じではないと考えられる。】 【イ プルシュカは「ちんちん」と言う語を聞いたことがなかったが、リコの図解を見て即座にその意味するところを理解したことから、男性器を見慣れている可能性を指摘できる。】 選択肢ア正 イ正ア正 イ誤ア誤 イ正ア誤 イ誤 Q9プルシュカとボンドルドの物語を以下のようにまとめたとき、作中の表現に従って、空欄に補充すべき語の組み合わせとして最も適当なものを選べ。 ボンドルドは、瀕死の少女に【①】を見出し、プルシュカと名付け、自らの娘として養育を始めた。ボンドルドはプルシュカの【②】に高い価値を認め、彼女に愛情を注いだ。リコたちの訪問の後、冒険への憧れとボンドルドを助けたいという思いが同時に深まったが、これによりプルシュカはカートリッジにされてしまう。プルシュカは、カートリッジを経て命を響く石となり、リコに想いを託すことを選び、ボンドルドの【③】となりながらも、和解を導きつつ、リコたちと冒険へ出る願いを果たした。絶界へと旅立つ一行を、ボンドルドは「挑む者」と認め、見送った。 選択肢①役割 ②生命 ③特別 ①役割 ②精神 ③ちから①生きる意思 ②生命 ③ちから①生きる意思 ②精神 ③特別 Q10出題範囲とした深界五層での物語を評価した以下の記述のうち、作中の描写に照らして最も適当なものを選べ。 選択肢愛の名のもとに子どもを自らの目的のために利用し、残虐行為に及ぶ父親ボンドルドに、主人公たちが傷つきながらも立ち向かい、悪として断罪し打ち負かす姿を通して、親子愛なるものの欺瞞を暴き、本物の愛を問う内容となっている。常識的であると同時に偽善的である倫理観や愛の概念にとらわれている主人公たちや読者に、ボンドルドとプルシュカの美しい真実の親子愛の物語を突き付けつつ、ボンドルドと対立するも彼を理解し和解してゆく主人公たちの姿を通して、本物の愛を問う内容となっている。無批判に愛を尊ぶ常識的な倫理観に対して、ボンドルドとプルシュカの愛の物語の美しさと残虐性を突き付けつつ、傷つきながらもそれを受け止め乗り越えていく主人公たちの姿を通して、愛の両義性とそれへの向き合い方を描き出す内容となっている。美しいながらも閉鎖的で残虐な親子愛に囚われて壊されていくプルシュカのために奮闘し、大きな代償を払いながらも実質的に彼女を救い出すことができた主人公たちの姿を通して、親子愛にまさる友情の尊さを訴える内容となっている。